紅茶のお話 メニュー 店舗情報 トピックス 

メニュー

世界三大銘茶や原産地特有のキャラクターを持った紅茶の紹介。

世界三銘茶

Darjeeling Tea ◆ ダージリンティー

ダージリンは、まさに紅茶を代表する産地であり、茶葉です。
その特徴は、まず香りが抜群によいことです。
その香りはよくフルーツや花にたとえられ、フルーツであればマスカットに、花であればスミレやスズランをイメージすると良いでしょう。
また、味わいの面でも、ほかの茶葉とはかけ離れていて、強い刺激的な渋みを持ち、背筋がピンとするような、スッキリとした味わいが楽しめます。
ダージリンはこの様な特徴から「紅茶のシャンパン」と呼ばれています。

Uva Tea ◆ ウバティー

ウバ地方には、7〜8月にかけてインド洋を渡って南西モンスーンが吹き、 その影響で霧が発生します。
そして山脈を越えてきたそよ風によって霧がはらわれ、 直射日光が一気に茶葉を乾かします。
この環境がさわやかさとフルーツのような甘みを持った香りと刺激的な強い渋みを茶葉につけます。
この時期(クオリティーシーズン)は乾季で雨量が少ないため、生茶の収穫は激減します。
しかし、収穫量は少ないが、茶葉は最良のものができます。
アリエルではこの1年に1度のクオリティーシーズンに収穫されたウバのみ仕入れていますので、この最高のウバをお楽しみください。

Keemun Tea ◆ キームンティー

中国の安徽省に、最高1800m以上を誇る黄山山脈があり、この山脈と江西省の省境の周辺でつくられている。
この地でつくられたキームン茶の風味を表すとき、長い間“スモーキー”という言葉が使われてきた。
しかし、この紅茶の風味はそんな一言では語れません。
キームン茶は春先の4・5月に主な茶摘みが行われますが、一言にキームンといっても、品質によりまったく味も香りも異なるからです。
キームンは収穫された生茶から超級・特級・1級・2級・3級と品質が分けられていきます。
超級・特級・1級の香りはよく糖蜜や花の香りに例えられ、ランの花やリンゴが混ざった甘い香りともいわれており決して“スモーキー”さはありません。
味はとてもまろやかで、コクのある快い渋みを持ち、最も特徴的なのは、イギリス人を魅了したオリエンタルな香りです。
ランの花、リンゴ、糖蜜などを思わせる洗練された香りをお楽しみください。


原産地特有のキャラクターを持った紅茶

Assam ◆ アッサム

アッサムは現在、インド紅茶の2分の1を生産する世界最大の産地です。
アッサム地方は、湿ったモンスーンがヒマラヤ山脈にぶつかり、風が上昇するときにまとまった雨を降らします。
また、ブラマプトラ河の水が太陽に吸い上げられ、水蒸気になり、ヒマラヤからの風で雨や霧に変わります。
これらが、アッサム地方に大量の雨をもたらし、アッサム茶の独特な渋みを作り出します。
アッサム茶の特徴は上記の通り、パンチのある渋みです。
アッサム茶を飲むとずっしりと重く、奥深いコクを感じる事ができる。
香りは、さわやかさよりも糖蜜を思わせる甘さがあり、水色もとりわけ黒味をおびています。

Nilgiri ◆ ニルギリ

南インド、タミールナドゥ州のケーララ付近の丘陵地に、インドを代表するもうひとつの産地があり、これが、ニルギリ茶の産地です。
同じ国で作られながら紅茶の味わいはダージリンやアッサムとは大きく違います。
個性の強さが特徴といえるインド茶の中で、ニルギリ茶だけが個性を持っていません。
しかし、個性がないからこそインド茶の中で最も飲みやすい紅茶といえます。
これは、ニルギリのすぐ南に、スリランカがあり、個性の強いインド茶の産地よりも、セイロンティーの産地の気候に近いからです。

Nuwara Eliya ◆ ヌワラエリア

ヌワラエリアは標高1800mの場所(ハイ・グロウン)にあり、スリランカの紅茶産地の中でもっとも高い所に位置しています。
ハイ・グロウンの特徴として、昼と夜の気温差がとても激しい事が上げられます。
この様な気温の違いが紅茶の栽培にも大きく関係してきます。
温度差が大きいと茶葉に含まれる渋み成分であるカテキンが増え、強い個性を持つ茶葉になります。
また、香りは草のような香りの中に、甘みのあるフラワリーさとフルーティーさを持っています。
この様にハイ・グロウンで栽培された茶は香りも特徴的です。
また、アリエルでは一年を通して最も香りや、快い刺激的な渋みが強くなる、1〜2月のクオリティーシーズンに収穫された茶葉のみをおだししていますので、この時期の紅茶の特徴は淡いオレンジ色の水色でグリニッシュでさわやかな香りを帯びています。

Dimbla ◆ ディンブラ

スリランカ中央山岳地帯の南西部にあるディンブラ地方は、標高1200mの区間(ミディアム・グロウンからハイ・グロウンにかけて)に茶園が広がっています。
ディンブラの茶葉はダージリン茶のような強い香りもなければ、アッサムのような濃厚さもありません。
確かに個性と言う点では、他の茶葉に負けてしまいます。
しかし、オーソドックスな味わいこそがディンブラの最大の魅力です。
味わいは強すぎず、スッとノド元を通り過ぎる中程度の渋みを持ち、水色はオレンジがかった深い赤、ほんのりしたフラワリーな香り。
紅茶ならではの標準的な味わいがバランスよく組み合わさり、飲みやすい紅茶です。

Kandy ◆ キャンディ

標高400〜600mに位置し(ロー・グロウン)、スリランカで最初に紅茶がつくられた場所がキャンディです。
ここは、かつてコーヒー園でした、しかしこのコーヒー園ではさび病が流行り、木がほとんど枯れてしまいます。
そこで、かわりに農園主たちがアッサムから茶の苗木を取り寄せ栽培を試みました。
そして、後に「紅茶の神様」と呼ばれるジェームス・テーラーがついに紅茶の栽培に成功しました。
これが初めてセイロンティーが誕生した歴史的瞬間です。
このロー・グロウンで栽培されるキャンディ茶は風味や個性がかなり弱いと言えます。
とくに渋みが少なく、香りも薄めです。
重い渋みのあるアッサム茶とは違い、キャンディ地方で誕生したのは、ソフトテイストの茶葉でした。
しかし、キャンディには他のセイロンティーにはない魅力があります。
それは水色の美しさです。
オレンジ系の深い赤色で、輝きがあり、色合いのよさは世界のトップクラスです。

Lapsang Souchong ◆ ラプサンスーチョン

福建省の武夷山は、茶の発祥の地であり、中国で初めて紅茶がつくられた地でもあります。
この歴史ある武夷山の桐木(トンム)という村でラプサンスーチョンは誕生しました。
はじめは、現在のようなスモーキーフレーバーがなく、桐木では、正木小種という紅茶だけがつくられていた。
正木小種は武夷山に自生する茶樹でつくられた紅茶です。
標高1000mを越える桐木では、気温が低いため自然の力で茶葉をしおらせたり、発酵させるのは難しいため、松ノ木を燃やして温度を高くし、熱した空気を茶葉に当てて発酵させたので、茶葉自体にある龍眼の香りに松の煙の匂いがついた。
そしてロンドンでこの茶が飲まれるようになってより強い香りと個性が要求され、松の煙で何度も燻製した現在のラプサンスーチョンが生まれました。

Earl Grey Tea ◆ アールグレイティー

アールグレイはベルガモットの香りをつけた着香茶です。
この香りは中国、武夷山の紅茶である正木小種(現在で言う、ラプサン・スーチョン)の龍眼の香りを真似したものです。
龍眼とは、柑橘系の香りを持つ中国特産の果物です。
正木小種はイギリスへ渡り、人気の紅茶となりました。
当時の茶商たちは同じ味をつくりたいと考えましたが、龍眼を見たことがなかったため、代用品で香りづけするしかなく、その時使われたのがベルガモットでした。
ベルガモットはみかん科の植物でさわやかな柑橘系の香りがするもので、これを中国産の茶葉に着香しました。
この紅茶は当時の外相であったグレイ伯爵(アールは伯爵の意)の名をとってアールグレイと命名しました。

Jasmine Tea ◆ ジャスミンティー

中国の高級茶にジャスミンの香りを着香したもの。
オリエンタルなティータイムをお楽しみください。

Orange pekoe ◆ オレンジ ペコ

豊かな香りのセイロン茶をブレンドした、親しみやすい味わい。
全体的に色・味・香りのバランスが取れた端正な紅茶です。

 
※ ただいまHP改装中です。その他のメニューにつきましては店頭にてご確認下さい。
 
 
 
 
 
 
 
▲PAGE TOP...